平成29年度先進地視察研修(タツタ電線・レピラ 見学)
平成30年2月16日(金)、平成29年度中丹圏域障害者自立支援協議会就労部会において、圏域の障害者就労支援関係者が先進地の取組みを学び、圏域での障害者就労支援を発展させる契機としていくことを目的に、参加者30名で、「先進地視察研修」を行いました(京都府の一般就労移行支援機能強化事業の一環)。
東大阪市の「タツタ電線株式会社」様を訪問させていただき、事業と取組みについて、説明を受け、社内見学をさせていただきました。
「障がい者とともに」「一人一人の可能性を信じて」「互いの力を合わせて」「輝く未来を切り開く」をモットーに、一人一人の特性を見極め、働きやすい作業環境作り、また定期的な個別面談や、関係機関との密な連携によって、現在、「障害者の離職率0%」を実現されています。最近ではマナー講座の開催など、新しい取組みもされているそうです。
また、体験実習も積極的に受け入れられ、ただ体験してもらうだけではなく、「実社会に触れて、仕事を知る。」「就労に対する『意欲』や『自信』を深める。」「『やりがい』や『厳しさ』を感じ働く実感をつかむ。」という目的を持って実習を受け入れているとの事でした。
参加者の積極的な多くの質問にも快く答えていただきました。
働く障害者の方の表情も明るく、会社全体の雰囲気が良く、温かさを感じました。一方、会社をあげて障害者就労に取り組んでいこうという強い熱意が伝わり、感動を覚えました。
その後、同じく東大阪市の「東大阪市立障害児者支援センター レピラ」様を訪問させていただきました。障害者就業・生活支援センター、就労移行支援事業所、自立訓練事業所、それぞれの事業内容と取組みについての講演、施設全体の見学と多彩な内容でした。
「レピラ」では、ライフステージに沿って子どもから大人まで「児・者一貫」の切れ目のない支援を行うために相談、通園、通所、医療などを柱にした様々な専門機能を備え、東大阪市における障害児者福祉の拠点として、幅広く障害福祉関係機関や病院、そして地域のネットワークの中核を担っておられます。
参加者から、「施設の充実とスタッフの手厚い支援ができている」「就労・高次脳機能障害・発達障害・医療的ケアまで総合的に取り組めるセンターがあるのは素晴らしい。中丹にもほしい。」「施設・設備が整っていて羨ましかったです。(スケジュールの関係で時間が短く)もう少し詳しく知りたいなぁと思いました。」「日々の仕事に活かしたいと思いました。」「東大阪市としても障害者のある人への支援に力を入れておられると感じました。」の感想がありました。
今回、視察先の皆様のきめ細かなご配慮のもと、得るものの多い有意義な時間を持つことができました。
参加者の皆様お疲れ様でした。
見学にご協力いただきましたタツタ電線株式会社様、レピラ様、本当にありがとうございました。
タツタ電線株式会社 URL:http://www.tatsuta.co.jp
東大阪市障害児者支援センター「レピラ」 URL:http://www.hsj.or.jp/