障害者自立支援協議会 令和4年度中丹圏域障害者就労支援セミナー の報告
令和4年12月22日(木)に中丹圏域障害者就労支援セミナー「障害のある方の『働きたい』を実現するために」を開催しました。
新型コロナウイルスの感染者が急増したこともあり、オンラインでの参加も受け付け、会場参加とオンライン参加のハイブリット開催という形でセミナーを行いました。
講師には「医療法人博友会まるいクリニック 就労支援センター アステップむろまち 大石裕一郎様」と「京都障害者雇用企業サポートセンター 実践アドバイザー 大前浩一様」をお呼びしました。
大石様の講演「障害のある方の就労支援について」では、精神障害や発達障害のある方が長く働き続けるために必要なサポート、信頼関係の大切さ、「アステップむろまち」で大切にしている視点等をご紹介して頂きました。大石様の失敗事例や成功事例、ユーモラス溢れるお話に会場は釘付けでした。
大前様の講演「障がいのある方の就労にかかわる支援制度・企業が求める新について」では、障害者雇用の現状と課題、就労支援を行うにあたっての関係機関との連携、職業準備性の大切さをご紹介して頂きました。
企業社長として長年勤めておられた経験から、福祉とはまた違った「企業側の視点」といったところを丁寧に教えてくださいました。
講演の後は、支援に関する質問に大前様や大石様がお答えしてくださる、質疑応答の時間としました。質問の中には、誰しも経験したことのある悩みも多々あり、頷かれる参加者の姿も多くみられました。たくさん質問が出たこともあり、全てに答えられたわけではありませんが、とても良い時間となりました。
私たち支援者も普段の支援の中で「これで良かったのかな…。」「この方の悩みは、どうすれば解決できるのかな。」と日々悩み、不安に思うことがあります。
今回のセミナーに参加したことで、何かの解決の糸口になり、より良い支援につながっていくことを願います。参加してくださった関係機関の皆さま、講師の大石様、大前様ありがとうございました。
今後も、このようなセミナーを通じて障害のある方への就労支援のスキルアップや、関係機関との連携を行っていきます。よろしくお願いいたします。